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職業「右翼団体」……?
2006年 09月 04日 *
友人宅の三件隣りに、とっても目立つ特殊な車が停まっている。
バスみたいな感じの車で、色は黒。窓も真っ黒で、赤で太陽が書かれており、金色で「日本國」と書かれている。
いわゆる、右翼団体の街頭宣伝車、通称 街宣車(がいせんしゃ)だ。

持ち主は、結構な年齢のおじさんらしい。
建国記念日とか、憲法記念日とか、天皇誕生日とかに友人の家に行くと、いつも車がない。
「ねえ、ご近所さんの団体職員(?)のお宅の車、今日は無いんだね」
「あー、今日は出勤日らしいよ。朝早くから車洗ってて、『おはようございます!』って元気良く挨拶された」

ただ車を置いてあるだけかと思っていたが、ちゃんと使っているようだ。
出勤(?)もしているらしい。


ある日の夜、友人宅に泥酔した男が敷地内に進入し、停めていた友人の車に乗り込んで、クラクションを鳴らし始めた。
なにやらわめきながらクラクションを鳴らしまくり。近所の人たちも集まりだした。
困りまくる友人。
「なんで車に鍵かけいなの! 基本でしょう!?」
と姉に責められ、
「だって敷地内だよ!? 車の鍵がついてなきゃ盗まれないと思ったんだもん!」
「盗まれないけど乗り込まれてるでしょうが! どうすんのよ!」
「あたしが悪いっての!?」
「鍵を掛けないあんたが悪い」
「こうなることを想定出来るか!」
まず警察に電話すべきなのだが、パニックになってて思いつかなかったそうだ。
男は今にも暴れそうなほど喚き散らし、クラクションをガンガン鳴らしている。
ほとほと困っていたら、右翼団体のおじちゃんが颯爽と登場した。
「ちょっと。なにやってんだ、あんた。この車は嬢ちゃんの車だ。迷惑かけるんじゃない。出なよ」
しかし男は出てこない。
「出るんだよ、ほら。うるさいよ。何時だと思ってるんだ。ご近所の皆さんに迷惑掛けちゃいけないよ。出て。ほらほら」
やっぱり出てこない。
「しかたない、警察に電話して」
友人、「えっ?」

その話を聞いてたぼーも、「えっ?」
「ちょっと待て。………電話してもいいのか!?」
「だって、おじさんが電話しろって言ったんだもん」

そしたら近所の人が、
「……この人、○○さんトコのご主人じゃないか?」
「あ、ホントだ。○○さんだ」
電話番号を知っている、という野次馬の人がいて、電話して奥さんたちに迎に来てもらった。
暴れるご主人を一家そろって取り押さえ、「すみません」と頭を下げて連れて帰った。
ほっと一安心。
右翼のおじちゃん、爽やかに笑って
「良かったね。これからはちゃんと鍵を掛けるんだよ。困ったことがあったら、なんでもいいなさい。遠慮しないで言ってきなさい」
きらりと歯が光る勢いだったそうだ。




「……で? 遠慮しないで言ったり?」
「するわけないだろ。どうやって訊ねろというの、あの車の奥にある玄関に」

右翼の車というと、みな顔を顰めるものだが、どうもその家の車は「……こんな田舎にハイカラだな。しかも普通に停めてるしよ」と人々を唖然とさせる。
善意の人なのか、危ない人なのか、いまだに分からない。

取りあえず分かっているのは、「近所づきあいを大切にする右翼の人」ということだけだ。
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by voovo | 2006-09-04 18:50 | 日記  
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