江戸の華
2007年 01月 17日
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今日、物凄いことがあった。
本当にすごいことがあった。
友人と回転寿司屋に行ったのだが、それはそこで起こった。
夕方五時と早い時間だったせいか、お客は誰もいなかった。ぼーと友人の貸切り状態だ。
「カウンターにしますか? テーブル席がよろしいですか?」
ぼー達はテーブル席を選ぶ。
お客がいないので、当然(?)皿も回っていない。なので、メニューを見て注文する。
「えーと、海老タルタルください」
友人は、月見納豆を頼んだ。
「はい、どうぞ」
と、カウンター越しに店員さんがたったいま握った二つを寄越す。
それを受け取り食べようとした。
海老タルタルは煮海老の上にタルタルソースをのせ、バーナーで軽く炙った握りだった。
それを食べて、また次のを頼み、それをまた受け取り、食べようとしたときだった。
友人が、空中に浮かんでいる何かを取ろうとする様な仕草をした。
ぼー「なに? 虫?」
友人「いや、なんだろう。黒いヤツが……海苔?」
ぼー「海苔ぃ?」
海苔が空中をぷかぷか浮くか?
訝しく思っていたら、ぼーの目の前を黒い小さなものが、ふわふわ漂っている。
確かに海苔に見える。しかし海苔って空気より比重が軽かっただろうか?
ぼーも一緒になって、その海苔を掴んでみる。
なんだか手が……汚れたような?
不思議がっていたら、友人がそれに気付いて大きな声を上げた。
「火っ! 火が!!」
そしてカウンターの奥の方でこちらに背を向けていた店員に、大声で声を掛ける。
「燃えてるっ! 火が出てます!」
ぼー、呆然。
ぼー達の目の前のカウンター内で、アチコチに燃え移った火が、ファイヤーしてた。
店員はパニックになったらしく、なんと素手でそれをつかみ、下に置いて慌てて叩き消す。
火がついていたのは、ラックらしき所に置いていた、ゴミ袋の束と、あと何か、いろいろ。とにかくいろいろ燃えていた。
「タッタオル! タオルも火がついてます! タオルタオル!!」
燃え移ったらしく、タオルもファイヤー。
なんと店員、それも素手でつかみ、地面に捨てて叩き消す。
薄っすら白く煙った店内。そしてナイロンが溶けた独特の嫌な臭気。
店員は恐縮しまくり、大丈夫ですかを連発したが、いや、あんたこそ大丈夫ですかと聞き返したい。
原因は、バーナーだった。
バーナーの火がちゃんと消えていないのに、バーナーをラックに戻したせいで周囲に引火し、大きな火になったのだ。
テーブルも寿司も煤だらけ。
服にも煤が付いた。
店員がやたら恐縮するので、店員さんのためにもぼー達は敢えて何事もなかった顔をして寿司を頼んだ。
それにしても危なかった。
もしぼー達がテーブル席ではなくカウンターに座っていたら、このボヤには気付かず、もっと大変な火事になっていたに違いない。ラックには燃えるものがいろいろあったし、なにより火元のバーナー缶が、炎の熱で爆発していただろう。(ラックにバーナーは2本あった)
そしたら、本当に洒落にならなかった。怪我をする事態になったかもしれない。
あの火の強さは、その場にいた者達をビビらすには、十分な火力だった。
友人「……あんたが海老タルタル頼むから…」
Σ(゚д゚;)
オレのせいかよ!?
本当にすごいことがあった。
友人と回転寿司屋に行ったのだが、それはそこで起こった。
夕方五時と早い時間だったせいか、お客は誰もいなかった。ぼーと友人の貸切り状態だ。
「カウンターにしますか? テーブル席がよろしいですか?」
ぼー達はテーブル席を選ぶ。
お客がいないので、当然(?)皿も回っていない。なので、メニューを見て注文する。
「えーと、海老タルタルください」
友人は、月見納豆を頼んだ。
「はい、どうぞ」
と、カウンター越しに店員さんがたったいま握った二つを寄越す。
それを受け取り食べようとした。
海老タルタルは煮海老の上にタルタルソースをのせ、バーナーで軽く炙った握りだった。
それを食べて、また次のを頼み、それをまた受け取り、食べようとしたときだった。
友人が、空中に浮かんでいる何かを取ろうとする様な仕草をした。
ぼー「なに? 虫?」
友人「いや、なんだろう。黒いヤツが……海苔?」
ぼー「海苔ぃ?」
海苔が空中をぷかぷか浮くか?
訝しく思っていたら、ぼーの目の前を黒い小さなものが、ふわふわ漂っている。
確かに海苔に見える。しかし海苔って空気より比重が軽かっただろうか?
ぼーも一緒になって、その海苔を掴んでみる。
なんだか手が……汚れたような?
不思議がっていたら、友人がそれに気付いて大きな声を上げた。
「火っ! 火が!!」
そしてカウンターの奥の方でこちらに背を向けていた店員に、大声で声を掛ける。
「燃えてるっ! 火が出てます!」
ぼー、呆然。
ぼー達の目の前のカウンター内で、アチコチに燃え移った火が、ファイヤーしてた。
店員はパニックになったらしく、なんと素手でそれをつかみ、下に置いて慌てて叩き消す。
火がついていたのは、ラックらしき所に置いていた、ゴミ袋の束と、あと何か、いろいろ。とにかくいろいろ燃えていた。
「タッタオル! タオルも火がついてます! タオルタオル!!」
燃え移ったらしく、タオルもファイヤー。
なんと店員、それも素手でつかみ、地面に捨てて叩き消す。
薄っすら白く煙った店内。そしてナイロンが溶けた独特の嫌な臭気。
店員は恐縮しまくり、大丈夫ですかを連発したが、いや、あんたこそ大丈夫ですかと聞き返したい。
原因は、バーナーだった。
バーナーの火がちゃんと消えていないのに、バーナーをラックに戻したせいで周囲に引火し、大きな火になったのだ。
テーブルも寿司も煤だらけ。
服にも煤が付いた。
店員がやたら恐縮するので、店員さんのためにもぼー達は敢えて何事もなかった顔をして寿司を頼んだ。
それにしても危なかった。
もしぼー達がテーブル席ではなくカウンターに座っていたら、このボヤには気付かず、もっと大変な火事になっていたに違いない。ラックには燃えるものがいろいろあったし、なにより火元のバーナー缶が、炎の熱で爆発していただろう。(ラックにバーナーは2本あった)
そしたら、本当に洒落にならなかった。怪我をする事態になったかもしれない。
あの火の強さは、その場にいた者達をビビらすには、十分な火力だった。
友人「……あんたが海老タルタル頼むから…」
Σ(゚д゚;)
オレのせいかよ!?
by voovo
| 2007-01-17 21:41
| 日記